避妊去勢手術は年齢6か月以降、または体重2kgを超えてから・・と言われることが
現在の日本の動物病院では一般的です。
しかし、年齢4か月・5か月の子猫が発情・すでに妊娠ということも珍しくありません。
発情子宮は血管も太く、子宮そのものも通常の倍以上に大きくなるため、避妊手術時の出血のリスクがあがります。
また、未発情で避妊手術を行えば、将来的に乳がんになる可能性をほぼゼロに出来るのに対し、
発情を重ねるごとに、その可能性は上がってしまいます。
また、若齢時に避妊去勢手術を行うとその後発達障害がおこるという噂がありますが、
科学的根拠は認められていません。
若齢での手術はほとんどの場合、ほとんど出血もなく小さい術創で出来るので、術後の回復も早いです。
オス猫の場合でも、マーキングを覚える前に去勢手術を行えば、マーキングをなくすことが出来ます。
また大人の雄猫でも、去勢手術により90%でマーキングが消失し、尿の臭いもかなり軽減されます。
また性格も穏やかになります。
従って当院では、年齢3か月前後での早期手術をお勧めいたします。
必要に応じて体重1kg前後での手術も可能です。